朝がくる
夜職の彼氏を待って3時4時、眠りにつくのが明け方で、いつもごめん、待ってなくていいよといわれるけれど
めそめそと夜布団に入って明け方まで液晶を撫でているより、帰りを待ちながらご飯を作っている方が絶対に良い。
過眠と不眠をこじらせていつ起きて寝ているのか全く分からない。現在時刻が午前7:26
カーテンのすきまから光が見えるのに常夜燈を灯したまま薄暗い寝顔を撫でている。
意志をペタペタとかためつつある。
わたしはコミュニティデザイン学科を辞めたい。
気仙沼には帰りたくない。
刷り込みだった。
やらなきゃいけない事をあたかも自分が好きだからやりたいことにしていたかもしれない。
いつかの夢の医者も声優も教員もブライダルも全部蓋をして、コミュニティデザイン学科に入りました。
そうする以外にない気がした。
そうせざるを得ない無言の期待という圧力が痛い。痛い。
未来を勝手に背負わされてしまった。自分の荷物だと思い込んでいたが、
私が背負うべき未来はわたしと、私の愛する人たちのぶんだけでいい。
自分のために生きたい。
どうしても学校に行くと、地元に帰らないやつイコール地元の魅力に気づけない馬鹿で浅はかなやつだと思わざるを得ない。
地方分散型社会しか助かる見込みがなくても、その地方のうちのどこにいくかなんて私の勝手だよ。
気仙沼はすごい人がいるので私一人帰らないくらいどってことないです。
むしろ私は私の幸せをねがって生きたい。
ずっと手に入れたかった幸せが今掴めそうなところに来ている。
逃したくない。
当たり前においしいごはんのある家で家族の帰りを待ちたい。
他に何もいらない、いらない。
強すぎる憧れで目がくらんでいるのかもしれないけど、
目をつぶっていても脳みそはうごく。