鹿児島から見た泥舟
ちょっと鹿児島に来てます。今日帰るんですけど、金曜の4限まで受けて公欠もらって飛行機。
大変有難いことに今すごく外に行く機会があります。
いい世代に生まれたなと改めても思います。
なんで鹿児島かといいますと話は長くなるんですけど
ちょうど一年くらい前から雑誌を作る活動をしていました。『島へ。』っていう雑誌で日本唯一の島マガジンです。(買ってください)
それが、気仙沼大島っつうもうすぐ橋かかる島あるらしいからなんかそこの高校生にやらせてえな、っていう一般社団法人さんと、
こいつ(わたし)頭おかしすぎて教育委員会と高校じゃ手に負えないからなんかやらせてやってくれっていう某教育委員会職員さん
なんかマッチングがあったようで私に雑誌の話が来ました。
今回はその報告会というか、報告会兼勉強
とある一般社団法人さんの力をお借りして鹿児島まで来ています。
前置きが長くなりました。
そこでイベントに参加しました。
山と海とアートというテーマで活動している団体さん主催のイベントで、
「今回地元についてやってみてなんかかわった?」みたいな質問をされて
前の前くらいの記事に書いた最近の地域に対する思いとかを語り、
たくさんの知らない初対面の大人と話しました。ひとりだけボランティア団体立ち上げてるつよい高校生とも。
目指している大学の偉い人の三番弟子とか、やりたいことのために福島から鹿児島に来ちゃった人とか、
やっぱりでも知らない人と喋るっていうのはたのしいしすきです。
全く畑が違っても、新しい知識と視点がたくさんあって自分には絶対にできなくてもってないものもたくさんある。
吸収するものがたくさん。
すげえ楽しいなあ、って、
でもそうやって外にでて、外から自分達のやっていることを見ると幼稚で馬鹿げていて仕方ない。
成功するとは思えないザルプロジェクトで、
このまま泥舟に乗り続けて高校生という貴重な時間を浪費していてもいいのか?
たのしいよ。好きな人たちと何かを作ろうって頭をひねるの。でも頭をひねったところでそのアイディアが潰され続けるのは胸糞が悪いし成功もしない。
さあ、
泥舟を乗り捨てるか、泥を焼き固めるか。
ほかのいいものを知ってしまうと自分のものって途端に小さく見えますね。
ほんとうに浪費し続けたくないなら決断するなら今かと思って
昨日少し。
やりたいことをやるための犠牲って必要だと思うんです。足踏みしてしまうことも悪いことではないし、転ぶことも時には必要で。
でもやりたいことのためのムダとよくわからないムダの価値って天地の差。全くの別物ですよね。
よくわからないまま進めていたら絶対に成功はしないし、あんまりやりたくない。まさに泥舟。船の形ができたから海に出てみたけども、ってとこ。
どうする?私もみんなも。
っていうのをかんがえましたあ。
鹿児島市の中心部と桜島にちょろっと行ってきました。街全体が超フレンドリー。
どこの観光地にもフレンドリーすぎるオジサンっていうのはいるけど圧倒的多さ。
田舎でも都会でもないけど、両方のいいとこ取りをした感じ。
どことなく港町で島で、って街並みみたいなのが地元と通じるところがあったり。
でかい商業施設とまちとアートが融合しているのがすごい印象的でした。
そういう手もあるのかという発見がたくさん。
あと鹿児島ってかわいいものが多いです。
早いうちから外国文化を取り入れてるところで、古い建物にも違う文化を感じたり、デザインに凝っていたり。
だめですうっかり買ってしまいますあの可愛さ。ブランド化が大成功している。
ちょっと鹿児島うんぬんはあとでもう少し。
外から見てなあってはなしです。